思考のトラップ 脳があなたをダマす48のやり方

読み終わる。
8月6日に読み始めて、今日9月6日に読了とか、1か月もかかったのかあ…
列車の行き帰りで読みました。本体は持たず、スマホにすべて撮影して読みました。
心理学を扱った本では、とても面白かったです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4576141155
2024-07-15投稿・FB転載

最新 行動経済学入門 「心」で読み解く景気とビジネス (朝日新書)

2014-01-07 図書館 (735円) 2013-01-07/27

感想

行動経済学の説明。

図書館で、貸出回数0回の本として企画展示されていた。寄贈受入図書なので、新着図書コーナーの配架を経ずに、図書館利用者の目に止まる機会が少なかったんだろうと思う。私が寄贈した書籍も同じように展示されていた。新書に関しては、面白いテーマを扱っているものもあるので、寄贈受入図書専用の新着コーナーを設けるか、様々なテーマで新書を取り上げて欲しいと思った。いずれ図書館にお願いしておきたい。

これまでに行動経済学については、『競争と公平感―市場経済の本当のメリット』や『行動経済学―感情に揺れる経済心理』を、すでに読んでいる。これまで読んだ本よりも非常に平易に書かれており、学術的には物足りないかもしれないが、入門書として好ましい。

行動経済学の概念について、ほとんど忘れてしまったが、本書で思い出したところが多い。

メモ
  • ギャンブラーの誤り:確率の定常性を無視すること。過去の出来事が将来の確率に影響を与えると誤解する現象
  • ハーディング現象:みんなと一緒のことをやること。集団心理に従い、個人の意思決定が他人の行動に影響される現象
  • プロスペクト理論:人々の意思決定における価値関数と決定の重み付けの理論。損失を避けることを利益を得ることよりも重視する傾向や、確率を実際とは異なる形で認識する傾向を説明する
    • 価値関数:人は、利益を得るよりも損失を避けようとする傾向が強い。損失は同等の利益よりも大きな心理的影響を持つ
    • 決定の重み付け:人は低確率のものを実際よりも高確率に、高確率のものを実際よりも低確率に認識する傾向がある
  • ヒューリスティック:膨大な情報から必要な情報だけを用いて迅速に意思決定を行う手法。過度な単純化や画一的な判断は、リスクを見落とすことがある
  • 心理勘定:損得勘定だけでなく、心理的な要素(コミットメントやサンクコストなど)も意思決定に影響を与える
  • フレーミング効果:一度固定観念ができるとなかなか覆せない。情報の提示の仕方が意思決定に影響を与える現象。ある見方やフレームが一度形成されると、その影響を受けやすい
  • 初頭効果とピークエンド効果:初頭効果は早い段階の情報が強い印象を与える効果、ピークエンド効果は(出来事の最高潮と)最後の瞬間が強い印象を残す効果
  • 割引率:未来の報酬を現在の価値に換算する際の指標。せっかち度を示す。時間をどれだけ金額に反映するかを示す
    • 双曲割引モデル:「近い将来から期間が長くなるにつれて、割引率が低下する」。近い将来の利益や損失を過大評価し、遠い将来のそれを過小評価する傾向
  • 近視眼的損失回収行動:目先の損失を避けるために、将来的により大きな損失を被る行動。例えば、いまなら10万円の損失で済むが、先送りすることで何倍もの損失を招くことがある
  • ナッジ:禁止や強制ではなく、自由裁量を持たせつつ特定の行動を促す手法。誤った方向に誘導するリスクもある
目次

第1章 行動経済学ってなんだ?

  • 行動は「心」が決める 人は理屈通りには動かない 人間の心の不思議な動き 「ギャンブラーの誤り」とは? 人が「経済」をつくっている 好・不況の波がでいるのは 行動経済学が必要な理由 「ハーディング現象」とは?

第2章 人間の本質をとらえる ―プロスペクト理論

  • プロスペクト理論」とは? 「価値関数」とは? 価値観数の特徴 損失を嫌う人間の心理 「決定の重み付け」とは? 利益と損失の確率

第3章 直感はバカにできない? ―ヒューリスティック

第4章 満足度をはかる心の帳簿 ―心理感情

  • 「心理感情」とは? 理屈にあった心理感情 「心の会計」のからくり 心の帳簿は千差万別 「コミットメント」とは? 「サンクコスト」とは? 本当に会社の利益になるのは 「認知的不協和」とは? 「囚人のジレンマ」とは?

第5章 その思い込み、大丈夫? ―フレーミング効果

  • フレーミング効果」とは? バーゲンセールの呪縛 「初頭効果」とは? 「見た目がすべて」の真偽 言い方次第で気持ちも変わる 「ピークエンド効果」とは?

第6章 時間とお金の不思議な関係 ―“せっかち度”

  • 将来よりも「今」が大事? 「割引率」は“せっかち度”を表す マシュマロ実験 なぜ、禁煙や禁酒ができないか 「近視眼的損失回避行動」とは? 投資の時間軸をどう設定するか

第7章 それとなく誘導する仕掛け ―ナッジ

第8章 こんなに役立つ行動経済学

  • その1 ビジネス編 変化を拒んだ経営者の心理 
  • その2 暮らし編 情報の歪曲は日常的に起こり得る 東日本大震災後の買い占めの背景 英国銀行の取り付け騒ぎ
  • その3 市場編 円高の理由を読み解く 震災後の株式市場
  • その4 政策編 過去は過去でしかない
  • その5 マネー編 バブルの正体 コントロールへの欲求 バブルとの付き合い方

元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[第2版]

2013-10-23 図書館 (1785円) 2013-10-23/11-04

感想

法律の入門書。

もっと早くに読んでおけばよかった。しょうじき、大学入学前に読んでおきたかったくらい。法律の勉強の準備としてなら、法律に関する新書やら法律のトピック本を読むなら、こっちの方がいいと思った。

とはいえ、実際の学習をしながら、こっちも同時に読んだ方が相乗効果あるかもしれない。前に読んだ入門書の内容とかほとんど忘れているし。

それから、Kindle版など電子書籍もあるようですな。

メモ
  • 149頁 物権変動の図式化を参考にパソコン入力できるように記号化してみた
  • 順次譲渡で後主譲受後に、前主契約が取消された場合
    • ①X且→●Y②→●Z
    • X→×③Y
  • 典型的二重譲渡
    • Aロ○→B
    • Aロ→●C
  • 民法177条により、BはCに対抗できない
    • B×→●C
  • これ以上の複雑なケースは説明されていないので、出典の倉田卓次「手控えの実技」判例タイムズ834号を読んでみたい。
  • 175頁 条文の要件→要件を整理→要件に関する判例
目次

Amazonの「なか見!検索」で目次と索引が確認できるので省略

「文化系」学生のレポート・卒論術

2013-10-22 図書館 (1680円) 2013-10-22/23

感想

図書館の新着図書を眺めていたときに見かけて借りました。ざっと読みしただけで、精読はしていません。第1章だけは、少し詳しく読みました。

一般的なレポート・卒論の書き方というより、そのネタになりそうなコンセプトやトピックに多くが割かれていて、むしろ、現代の倫理とかカルチャーの教科書として有用な気がします。

紙の色が灰色のページが文章の書き方を扱っているけど、ページ数の比率は少ないです。ただし、第1章だけは、まるまる文章の書き方というか、論じ方について、大きなところから落としこんでいて、主張するということが、何なのかを思い出させてくれた気がします。

ホント、日本の大学には、リベラルアーツがないわな…

目次

はじめに
1 レポートや卒論を書くために押さえておきたいツボ

  • 文章表現の基礎/分野による違い/視点の定め方/客観的な視座/批判的な姿勢/コラム1 文章をどう書くか

2 レポートや卒論を書くために使えそうなコンセプト

3 レポートや卒論を書くために役立ちそうなトピック

  • 音楽/ファッション/スポーツ/アニメ/アイドル/有名人/映画/観光/食/ソーシャル・メディア/コラム3 レポートを書くための技術

4 レポートや卒論を書くために参照したいデータ

  • 資料・データの集め方1(本、新聞、雑誌、インターネット)/資料・データの集め方2(量的調査とデータ解析)/資料・データの集め方3(フィールド調査)/コラム4 レポート提出は「担任教員への思いやり」が大前提です!

あとがき/索引

潰れない会社にするための12講座 (中公新書ラクレ)

2007? BKFS (350円) 2013-08-06/07

感想

経営関連の本。2002年発刊。

経営の知識を増やしたいと思う一方で、「失敗学」の影響もあり、経営するには、倒産しないように心がけるべきだと思い買った本だが、ずっと積読しておいたままだった。

今回、白い鯛焼き屋を事業展開して倒産した話を、2chまとめサイトで読んだんだけど、倒産した分析をしていたら、本書を思い出し読むことにした。

4つの章に分かれているが、第1章と第2章は内容が重なるところが多い一方で、タイトルに「12講座」とあるのに、第3章と第4章に分かれているところに、章立ての不十分さ、内容の体系のなさを感じる。中公新書ラクレという新書に、そこまで求めるのもわがままではあるが。

著者の経営していた会社は、金融ビッグバンの影響を受け、貸し剥がしに遭い、倒産に追い込まれたようだ。当時、社会現象になっていたのを思い出す。

銀行が悪者のように描かれているが、銀行の立場ならそうするしかないし、そうしないと銀行が潰れてしまう。また、会社だって、調子のいいときは大量採用する一方で、不調になるとリストラと称して大量解雇しだすのであれば、労働者の立場から見たら、経営者は悪者にしか見えない。

金融ビッグバンとともに、個人の株式投資も盛んになった影響もあり、株式をいくらかかじったときに、会社選びの経済指標としてまなんだものばかりだった。いまとなっては、当たり前のものばかりで、昭和型の牧歌的経営に抱腹絶倒しながら読めた。

売上より利益であり、売上が伸びない情勢では、費用を減らすべきだと書かれているが、本書が発刊された後から、バカの一つ覚えのように経営者は「コストカット」を連呼していた記憶がある。むしろ、経営者がバカの一つ覚えで経営しているのが問題なのではないだろうか。

著者の会社では、社長の妻が出しゃばっている記述が見受けられたけど、同族経営の欠点が理解できる気がした。

メモ
  • 36:「今、経営改革の指導をしていても、経営状況の悪い会社ほど社員はのんびりしてい、“金は誰かが稼いでくれる”と思っている傾向がある。そして、どん底になって初めて「知らなかった、知らなかった。教えてくれなかった!」といって大騒ぎをするのである」
  • 66:技術系役員が辞めると、技術者も辞めるのを見て、技術系役員の意義がわかった気がする。
  • 93:手持ち資金が2000万円を割り込む前に倒産させる
  • 94、講座2:破綻の予兆:営業利益が赤字、借入金が売上の半分超え、3か月手形決済の見通しがつかない。売上・利益が3か月連続未達成。銀行の融資回答が遅れる。半年先の顧客別売上見通しがつかない
  • 講座3:銀行は「我が身が大事」。#てか、銀行って足りなくて困ってるときに貸してくれるわけではないわな。銀行を悪のように書いているけど、銀行も回収できなかったら破綻してるわな。
  • 講座6:銀行の手口が、ヤミ金の手口と差なくて驚いた。貸し付け先が企業か個人かの違いだけ。対策:現金経営、手形発行を減らすためだけに使う、追加借入しない
  • 講座6:大企業の方が中小企業より情報力があるから、実は決断が早いという
  • 講座7:新規事業は「今の業界から片足を出すくらい」で「マーケティングを徹底的に行った上」で「そろりと「つま先」を出して様子を見るくらいの慎重さ」が必要だと。
  • 講座7:傾いている会社の社長って、売上や資金繰りだけになっちゃうのかな。利益の方が重要はホリエモンも言ってるし、こんなの株かじれば会社選びの仕方で覚えるわな。でも、この本が出た後「コストダウン」とバカみたいに言ってた記憶あるなあ。
  • 講座7:だから、3つの「じんざい」を淀君のお好みで振り分けてるんだろ?
  • 147:銀行は企業が順調なときは押し貸しして、不調になると貸し剥がしするように、企業も順調なときは大量採用して、不調になると大量解雇しだすわな。
  • 187:ヒッカピカ作戦って、要は30分ほど、普段と違うことさせるんだけど、道徳的にも、労働環境衛生的にも、叶ってるわな。
目次

I ドキュメント倒産!

  • 1. 倒産の瞬間何が起こる
  • 2. あの世からよみがえる

II 潰れない会社にするための12講座

  • 3. 失敗から学ぶ―こうすれば会社は潰れない
  • 4. 失敗から生まれた潰れない会社にする戦略
  • 5. 倒産しそうな会社の見分け方