「文化系」学生のレポート・卒論術
感想
図書館の新着図書を眺めていたときに見かけて借りました。ざっと読みしただけで、精読はしていません。第1章だけは、少し詳しく読みました。
一般的なレポート・卒論の書き方というより、そのネタになりそうなコンセプトやトピックに多くが割かれていて、むしろ、現代の倫理とかカルチャーの教科書として有用な気がします。
紙の色が灰色のページが文章の書き方を扱っているけど、ページ数の比率は少ないです。ただし、第1章だけは、まるまる文章の書き方というか、論じ方について、大きなところから落としこんでいて、主張するということが、何なのかを思い出させてくれた気がします。
ホント、日本の大学には、リベラルアーツがないわな…
目次
はじめに
1 レポートや卒論を書くために押さえておきたいツボ
- 文章表現の基礎/分野による違い/視点の定め方/客観的な視座/批判的な姿勢/コラム1 文章をどう書くか
2 レポートや卒論を書くために使えそうなコンセプト
3 レポートや卒論を書くために役立ちそうなトピック
- 音楽/ファッション/スポーツ/アニメ/アイドル/有名人/映画/観光/食/ソーシャル・メディア/コラム3 レポートを書くための技術
4 レポートや卒論を書くために参照したいデータ
- 資料・データの集め方1(本、新聞、雑誌、インターネット)/資料・データの集め方2(量的調査とデータ解析)/資料・データの集め方3(フィールド調査)/コラム4 レポート提出は「担任教員への思いやり」が大前提です!
あとがき/索引