怒らない技術 (フォレスト2545新書)

2013-07-28 古本市 (10円) 2013-08-01/06

感想

怒らないようにする考え方など。

著者は、もともと怒ってばかりで、部下を恐怖・恐喝・ドツキで支配していたので、それらを懺悔するために書いたのかなと疑ってしまった。しかし、経験主義から言えば、そういう経験があるから、怒らない方が優れていると説得力を与えているかもしれない。

アマゾンのカスタマーレビューでは、「怒り」の定義から入って、体系的に述べるような論文を要求しているコメントがある。新書に要求されている内容とは、そういうものかもしれない。本書をハウトゥー本だと割りきらないと、評価は悪くなるだろう。

このため、体系的ではなく、断片的につづられていて、まとめられないので、3つだけ印象に残ったことを挙げておく。

  • 見方を変えればイライラしなくなる
  • 簡単にできる嫌なことをやって抵抗力をつける
  • 「これはちょうどいい」に続ける感想を作ること

見方を変えればイライラしなくなる具体的な方法として、「これはちょうどいい」に続ける感想を作るのがいいようだ。しばしば、「でも」「しかし」というのが口ぐせだとネガティブになりやすいとかあるけど、口ぐせで直すのもいいかもしれない。

簡単にできる嫌なことをやって抵抗力をつけることは、別の本にも表現を変えて書いていたし、やる気を維持するためにハードルを下げる方法の逆とも言えそう。

目次

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PART1 怒らない技術

  • 第1章 人生をうまくいかせるための「3つのルール」
  • 第2章 「あなたの感情」はあなた自身が決めている!
  • 第3章 感情コントロールは人生コントロール

PART2 怒り・イライラと無縁になる25の習慣

  • 第4章 「イライラ」を感じなくなる習慣
  • 第5章 自分を気持よくする習慣
  • 第6章 今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬