『牧口常三郎』(レグルス文庫 105)

熊谷一乗 (1978) 第三文明社

本書は、「生涯」と「思想」の2部構成になっている。

内、前部の「生涯」の中で、日蓮正宗との接触が記述されている(pp.81-83)。牧口の現実社会の問題を、実践的な方法・思想で解決したいという思いが、日蓮仏法と合致したのだと思う。

けど、現在の創価学会は、牧口の思想とはかけ離れて、日蓮仏教のみに固着しているようにも見える。強いては、日蓮仏教からも離れていっているように思える。