大修館書店 新高等保健体育 改訂版 015

松田岩男・田中恒男ほか8名, 1990年, 大修館書店
1990 学校 470円 2008-06-16/09-13 ★3

感想

高校の教科書。保健体育。

「保健体育」は、授業時間の減少に伴うカリキュラム変更で、「保健体育」から「体育」になってしまったので、大検での単位認定が受けられず、試験を受けることになった。といっても、いちおう授業は受けていたし、一般教養レベルのものなので、たいした学習もしなかった。大検での評点はB(60〜80点)。高認になってからは、試験科目から除外されているようだ。ああ、ゆとりかな。

アレルギーの本を読む前に、基本的なものを通読したくなった。ようやく読み終えたが、最初の部分などは、ほとんど忘れたような気がする。無駄なことばかりやっている気がしてならない。

「保健編 3.職業と健康」では、働いていたころを思い出し、教科書に書いてある理想とは、かけ離れた現実に、ムカムカしながら読んでいた。

p.216右上に、「わが国の医療従業者」の表(厚生統計協会『国民衛生の動向』1987年)が掲載されているが、歯科医師が人口10万人に対して51.0人で、歯科衛生士が26.8人となっている。歯科医師1人に0.5人しかつけないことになり、統計からも、歯科にいる看護師のような格好をしている人の大半が、歯科衛生士ではなく、無資格の歯科助手だということがよくわかる。1987年発表と古いデータなので、新しいデータを調べてみたいところだ。

目次

体育編

  • 1 運動の科学的特性
  • 2 運動処方と練習法
  • 3 現代社会と運動

保健編

  • 1 心身の機能
  • 2 健康と環境
  • 3 職業と健康
  • 4 集団の健康