『儒教とはなにか』(中公新書 989)

加地伸行 (1990) 中央公論社

親友とのメール交換で湧いてきた「儒教」という問いのために読んだ。

それまで私が抱いていた、儒教に対する四角四面の礼教性の強い倫理道徳の観念を、ことごとく打ち破るのに相応しい書籍であった。

また、陰陽道ないし陰陽師についての記述もあり(p.167 l.7-)、その発生は儒教がもとだったりすることも記述されている。

本書は儒教というもののありかたを変革させてくれた。