経済学・入門 有斐閣アルマ
- 作者: 塩沢修平
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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感想
4部構成になっている。
第2部と第3部が、経済学の理論部分で、それぞれ、第2部がマクロ経済学、第3部がミクロ経済学となっている。
第1部と第4部では、経済現象を扱っている。第1部では、経済学の基本的な概念と、日本の経済史が記述されていて、第4部では、これからの課題について触れている。
教科書では、国際マクロ経済学などが記述されてないので、それらを補うために読んだ。教科書の記述と重なる部分は、記述もシンプルで、復習になった。しかし、重ならない部分は、記述のシンプルさが返って理解を難しくさせた。
29*26*413=311500 1章1.5時間=30時間
目次
■1.経済学の課題と日本経済
1.経済の基本問題と経済学の課題
- 1.希少性と経済の基本問題
- 2.市場経済と計画経済
- 3.経済循環の構造
- 4.市場機構の仕組み
- 5.経済の金融構造
2.日本経済の戦後の歩み
- 1.戦後復興と高度成長
- 2.ブレトン・ウッズ体制の崩壊と石油危機
- 3.安定成長へ
- 4.バブルとその影響
- 5.バブル崩壊と平成不況
3.日本経済の現状
■2.ミクロ経済学
4.消費者行動の理論
- 1.消費者行動の目的と制約
- 2.効用と無差別曲線
- 3.最適消費の決定
- 4.所得変化と価格変化の効果
- 5.代替効果と所得効果
5.生産者行動の理論
- 1.生産者行動の目的と制約
- 2.費用最小化と要素需要
- 3.費用関数
- 4.最適生産の決定
- 5.供給関数
6.競争市場均衡
- 1.市場の分類
- 2.市場均衡
- 3.余剰
- 4.安定分析
- 5.比較静学
7.不完全競争均衡
- 1.独占市場
- 2.寡占市場とゲーム理論
- 3.参入阻止行動と部分ゲーム完全均衡
- 4.独占的競争市場と製品差別化
- 5.独占に対する規制
8.市場機構の効率性とその限界
- 1.パレート効率
- 2.厚生経済学の基本定理
- 3.市場の失敗
- 4.コア
- 5.余剰分析と構成経済
9.国際貿易と資本移動
- 1.比較優位と貿易の利益
- 2.交易条件の決定
- 3.比較優位の要因と要素価格の均等化
- 4.関税と貿易政策
- 5.国際資本移動
10.不確実性と社会的選択
- 1.危険に対する姿勢
- 2.不完全競争市場
- 3.危険への対応
- 4.所得分配
- 5.社会的選択
12.均衡所得の決定
13.IS-LM分析
14.インフレーションと合理的期待
- 1.総需要関数と総供給関数
- 2.フィリップス曲線とインフレ供給曲線
- 3.インフレ需要曲線
- 4.短期均衡と長期均衡への調整
- 5.合理的期待モデル
15.国際マクロ経済学
- 1.固定相場制のもとでの所得決定
- 2.固定相場制のもとでの財政・金融政策ならびに為替レート変更の効果
- 3.変動相場制のもとでの所得決定
- 4.変動相場制のもとでの物価と為替レートの調整
- 5.為替レートの決定理論
16.景気循環と経済成長
- 1.景気循環の型と周期
- 2.乗数・加速度原理
- 3.カオスとリアル・ビジネス・サイクル
- 4.恒常的成長
- 5.技術進歩と最適成長
17.マクロ経済学のミクロ的基礎
- 1.貨幣を含まない世代重複モデル
- 2.貨幣を含む世代重複モデル
- 3.ジョブ・サーチ(職探し)理論
- 4.再決定理論
- 5.労働契約理論
19.経済発展と地球環境
20.世界のなかの日本経済
- 1.日本経済の長期的趨勢
- 2.世界とのかかわり
- 3.知的資産の活用
- 4.グローバル化への対応
- 5.人口資源の供給国として