マイクロコンピュータ講義
- 作者: マイクロコンピュータ応用ハンドブック編集,青木由直,恩田邦夫
- 出版社/メーカー: 昭晃堂
- 発売日: 1983/01
- メディア: 単行本
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教科書として購入させられただけで、通して読んだことはなかった。
コンピュータ言語の原初ともいえるマシン語よりも、もっとハードウェアの側面から、情報処理というものを知ろうと思い読んでみた。
専門書のため、記述が高度である。理解を簡単にさせるための解説は省かれている。このため、理解に手間がかかったところが、いくつかあった。
22年前の発刊で、理工系の書籍としては非常に古い。デバイスの記述などに古さを感じるが、情報処理の基礎部分は、なんら古くない。
メモリチップには、RAMとROMがある。RAMは、Random Access Memoryの略で、ランダムに(自由に)アクセスできるメモリ(記憶素子)のことだ。ところが、ROMも、書き込みはできずに、読み込みしかできないものの、RAMと同じように、自由にアクセスできるメモリだ。このことを私は、長年疑問に思っていた。本書を読んでいるうちに、その疑問が解決した。p.94
いままでハードウェアの外観だけをなぞっただけの知識しか持っていなかったが、内側からも少しは考えられるようになった(気がする)。