(linux) PC UNIX活用教本 I 導入編 ― Linuxの導入からアプリの利用法まで

「これからはLinuxだ」と、はしゃいでいた親友からもらった書籍。

当時、その親友がノートPCにLinuxを入れたので、いじらせてもらった記憶がある。「マルチタスク凄い」と思った。けど、すでに時代は、DOSからWindowsになっていたので、処理こそ凄いものの、テキストのインターフェースには、前世代のものを感じた。

2003年ころにLinuxでサーバを立ててみたいと思い、付録のSlackwareを入れてみた。インストールが上手くいき、起動したときの感動は忘れない。

この本を読んでいるときに、彼のLinuxネタを思い出すことが、しばしばあった。彼が、この本を熟読していたせいであろう。

インストール方法が、FDブートによるものだったり、ブートローダではLILOやLOADLINだったりと、いまとなっては、やや古めのツールが紹介されている。ブートローダに付随する概念のMBRや、そのほかのもツールに付随する概念を理解するには、古くても構わないし、UnixLinuxの歴史を追う上でも必要かもしれない。

インストールはもちろんのこと、カーネルの再構築など、Linuxの基礎となる部分だけの説明である。ネットワークにかんする記述はない。あくまでも、サーバを立てるというより、Linux搭載マシンを作ることが記述されている。

添付CD-ROMは、Slackware 3.1.0 (Linux Kernel 2.0.0)。

1998〜2000年ころ 親友からもらった (3200円) 2005/12/22-2005/12/23 ★★★★☆ 54949