(soka) 公明党vs.創価学会 朝日新書053

2007-07-07 MZYT 756円 2007-07-08/27 ★5

メモ
  • 戸田は政党を否定していた
  • ブロック制導入は選挙対策。もともとは「タテ線」だった。
  • #たしか立正佼成会はタテ線だと思った
  • もともと政党を否定していたのに、公明党を結党したことにたいする池田の説明責任が無い
  • 戸田の「国立戒壇」は、池田によって「民衆立戒壇」となり、そして解体された
  • 戸田「ただの権力の争奪に専念する政治家たち、そのような政治家の徒党集団にすぎない政党」『人間革命 第九巻』
感想

書店で眺めていて目に留まり、ちょうど選挙も近いので、軽くまえがきを読んで、買うことにした。

創価・公明を解説している本は、たいていスキャンダラスな筆致で読むに値しないものが多かった。けど、この本は「新書」としてのクオリティがある。

第1〜2章は、創価学会が出版している『人間革命』から、信仰的な部分や賞賛的な部分を抜いて、創価学会が不都合として削除している部分を書き足している感じの本だ。だから、『人間革命』で1〜2行で終わらせているところが、1〜2ページ割いていたりしていた。

そのため、知らなかったことが、山ほど出てきて、もう面白くてしかたなかった。

終章では、これからの公明党vs.創価学会が、著者によって予想されていて、大方知っているテーマだった。ただ、SGIの国内展開は想像してなかった。

同じ著者の新潮新書の『創価学会』も、読んでみたくなった。