日本共産党 新潮新書164

筆坂秀世. 日本共産党. 新潮社, 2006, 191p., (新潮新書, 164).

2007-07-25 MZYT 714円 2007-07-27/28 ★4 図書館蔵書315.1

感想

1つ前に『公明党vs.創価学会』を読んでいて、バランスを取りたかったのと、ちょうど選挙が近いので買ってみた。投票日までに無事読み終えることができた。

共産党の議決システムって、ガチガチなんだなと思った。

団塊世代の大量退職に伴って、企業の中にある支部組織が崩壊するんではないのかなと思った。サンプル数が少ないので誤差が大きいと思われるが、『下流社会』にあるp.188のデータは、それを裏付けている。

有力な調査をしてきた秘書たちが、筆坂の罷免・辞職後に、離党・退職したり、左遷されたそうだ。共産党は、ツッコミの鋭さだけは凄かったのに、もう見れなくなるのかもしれないと思った。

この本を読んで予想したんだけど、共産党が経済的に窮地に立たされた場合、政党助成金をもらいだすか、すべての衆議院小選挙区に立候補しなくなると思う。

無謬性については、宗教(団体)も同様で、組織を温存するため、また、幹部の自己保身のためには、そうするんだなと思った。でも、そういう組織って、だいたい歪んでくるよな。