金持ち父さんの起業する前に読む本 -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン

2007-09-24 WGT 1995円(-988P) 2007-09-24/29 ★5 図書館寄贈 335

感想

1つほどビジネスプランを思いついたんだけど、これで失敗したら、キヨサキぬっ殺す思いで、買ってみた。読み終えて、この計画では、立ち上げるべきでないと悟った。いまは反省している。

B-Iトライアングルが、しきりに出てくるが、シリーズは2冊目までしか読んでなく、前著を読んでいない俺には、漠然としていて、最後の方になって、やっと意味が理解できた。

リッチダッドカンパニーの作られるプロセスが載っている。もちろん、金持ち父さんの哲学に従ったもので、前の事業で失敗したことも糧にしている。

ロバート・キヨサキは、数字が不得意な、いわゆる文系人間のようだ。文系人間は、1つのことを100くらいに複雑にして、お金儲けする傾向がある。ところが、彼は、経営手法を見事なまでにシンプルにしている。

経営者となると、従業員をクビにしないとならないこともあるという。さらに、顧客をクビにしないといけない場合もあるのには驚いた。

読み終えてから、成功感とか多幸感とか感じられるのは、ロバート・キヨサキ人間性によるところが多いのだろう。

著者・訳者紹介で、シャロン・レクターの「私たちは子供たちに、この世界で『生き残る』ためだけでなく『繁栄する』ために必要な技術を教えなくてはならない」という意見に深い感銘を受けた。公認会計士としてはともかく、女性であり、三児の母の視点は違うなと思った。この数行で、ロバート・キヨサキより、シャロン・レクターの方が好きになった。シャロンさんにも何か書いてもらいたいと思った。

メモ

B-Iトライアングル:

  • 内側:製品(サービス)、法律、システム、コミュニケーション、キャッシュフロー
  • 外周:チーム、リーダーシップ、使命

五つのP(p.334):

  • Product(商品), Person(人)、Price(価格)、Place(場所)、Position(位置づけ)
    • Profit(利益)
目次
  • はじめに 起業家はどこが違う?
  • 第一章 従業員と起業家はどこが違う?
  • 第二章 へまをすればするほど金持ちになる
  • 第三章 なぜ、ただ働きをするのか?
  • 第四章 実社会での頭のよさと学校での頭のよさ
  • 第五章 お金がものを言う
  • 第六章 三種類のお金
  • 第七章 ビッグビジネスへ移るにはどうしたらいいか?
  • 第八章 ビジネスリーダーの仕事とは何か?
  • 第九章 よい客を見つけるには
  • 第十章 起業する前にやっておくこと

金持ち父さんの起業家レッスン

  • その一 成功するビジネスはビジネスができる前に作られる
  • そのニ 不運を幸運に変える方法を身につける
  • その三 ジョブとワークの違いを知る
  • その四 成功が失敗をあばく
  • その五 ゴールよりプロセスが大事
  • その六 最良の答えは頭の中でなく心の中にある
  • その七 使命の大きさが製品を決める
  • その八 ほかの会社にはできないことができる会社を作る
  • その九 安売り競争に参加するな
  • その十 いつ会社をやめるべきか?