起業バカ

2007-09-29 図書館別館335キ (1000円) 2007-10-08/23 ★4

起業・ベンチャーにおける失敗学。起業するのはいいんだけど、食い物にされて、失敗してしまう事例がたくさん紹介されていた。

「光文社ペーパーバックス」というシリーズで、英語交じりの「4重表記」は非常に読みにくかった。速読の回路が働いているときに、英単語が出てくると、どうしても英語理解の回路が働いて、読書スピードを落としてしまう。

フランチャイズ(FC)を買うくらいなら、FCを売った方が儲かるんじゃないかと思っていたけど、やっぱり儲かるらしい。

高度成長期の大会社というぬるま湯に浸かって育った世間知らずの団塊や、何も知らないままベンチャーを立ち上げてしまった若者が、食い物にされている事例がたくさん紹介されていた。

大企業出身のサラリーマンが失敗するのは「思い込み」「自信過剰」「経験不足」だという。p.39

P.56-57のコラムでは、マルチ商法について解説している。マルチ商法自体は、広告規制・契約書面の交付・クーリングオフの設置といった条件さえ整っていれば、合法らしい。違法なのは、ねずみ講

pp.110-111で、ジャパンメディアのことが解説されていて、大盛工業の株価を操作していたという疑惑が載っていた。当時、株主だったので、良く覚えている。でも、2003年のことで、もう4年も前の話なのかと思ったら、最近、時間感覚がおかしい。

雑誌コード使用料は、月50万円らしい。p.189