セールスドッグ 金持ち父さんのアドバイザーシリーズ
セールスドッグ (金持ち父さんのアドバイザーシリーズ)
postedat 2010.6.15
2007-11-07 図書館673.3セ (1680円) ★4 2007-11-08/30
感想
セールス(営業)の解説書。『金持ち父さんの起業する前に読む本』の流れで読んだ。翻訳ものなので、読むのに時間がかかった。
セールスといえば、「とにかく売れ」式の、この本では「ピットブル」と形容しているタイプしか想像していなかった。しかし、ピットブルを含めて5種類(犬種)があるという。
ただし、どの要素も持っている、スーパー雑種犬が、もっとも優れているというから、5つのタイプではなく、5つの要素と考えた方がいいのかもしれない。
メモ
p.116で、「責任」について書かれている。「《責任をもつべき》は、その状況にどう対応するか、次にどう行動するか、その状況をどう解釈するかについてであり、その《状況の原因についてではない》のである」という。占い師の商行為の法的解釈に似ているなと思った。
拒否されても、普遍化するのではなく、限定化するようにする。
p.188に、5犬種の短い説明がある:
- ピットブル:相手をコントロールすることが好きで、唐突に行動し、結果を重視する傾向がある
- チワワ:詳細とリサーチを重視する傾向がある
- プードル:イメージを意識し、社交の達人で、話好きで、市場の傾向も熟知している
- レトリバー:サービス好きで友好的
- バセットハウンド:1対1での話し合いや商品の価値を重視し、個人的な関係を求める傾向にある
p.205に要点がある。見込み客をつかまえる → アポイント → アレンジ(クロージング)
p.218で、「〔略〕大勢の人々に向けて話をする完璧なスキルを身につけなければならない。聴衆を鼓舞し、感情を伝え、それぞれのビジョンを思い描かせ、大きな未来像を示さなければならないからだ」という。金持ちになるには、大勢の人々に話すことができないといけないようだ。
目次
- あなたはセールスドッグか
- なぜセールスドッグなのか セールスドッグと営業マン
- 種類を見きわめる
- ビッグドッグ
- 適犬適所 毛のないペキニーズをアイスランドに送るなかれ
- 犬種ごとの長所
- 長所を活かす
- スーパー雑種犬の訓練
- マネジャーの仕事 セールスドッグの基本ルール
- 不撓不屈の信念 チャンピオン・セールスドッグの4つの思考方法
- 狩りのトレーニング セールスドッグが成功するための5つの重要スキル
- セールスドッグの感情マネジメント
- あきらめないこと 反論や拒絶への対処の秘訣
- 番犬や豚野郎
- ハンティング! 「ドッグ・シンプル」な営業サイクル
- 縄張りマネジメント
- 池にはまらないために セールスドッグのキャリアアップ
- 実行あるのみ
- あなたはどのタイプのセールスドッグか