どうしたら売れるのか―商売上手・98の秘訣
HOME (980円) 2011-06-01/04
感想
商売の本。『日本人の生活はこう変わる』に続いて昭和本2冊目。2つのコアメッセージで延々引っ張りすぎだけど、最後の章は良かった。
お客様から苦情を聞いて欠点や誤りを直す「苦情法」と、世間を観察して良いとこを取り入れる「着眼法」を勧めている。メリットが延々と紹介されているだけで、具体的な手法は数をこなしなさいとある。
メモ
- 99:#37:「東芝の悪口を聞いたら、すぐに教えてもらいたい。悪いことを知らせてくれた人にはお礼をさしあげる。ただし、だれがそれをいったかは告げないでほしい。いくら私でも、悪口をいった人間の名前を聞いたら、その人に不快感をもつだろうからだ(『現代の帝王学』伊藤肇著、プレジデント社)」#いまなら2chで知ることができそう
- 107:#41:苦情法のメリット:1.お客様の気持ちをつかめる。2.ニーズをつかめる。3.信用を高める。4.経営のチェックができる
- 111:#42:「こちらが想像していたより、はるかに大きな不満をもたれていることがわかり、驚くこともある」
- 197:#81:「「売ること」に精を出すと売れません。お客様は欲しい物を買うのであって、人が売りたいものを買うのではない」
- 200:#83:「苦情はかくれたがる」
- 202:#84:「成功する経営者のアイデアは、失敗しない型(タイプ)のアイデアである」
- 205:#85:「苦情報は「聞きたくないものを聞く方法」であり、着眼法は「見難いものを見る方法」なのです」
- 213:#88:「苦情をよく聞いて反省し改善することと、よいことに着眼してよいことを素直に見習うということ」
- 220:#91:「お客様をセールスマンにする」
- 226:#93:「大衆の力を利用すると大変なことになる」
- 237:#98:商売上手な人:苦情法→自分の「欠点」に敏感である。着眼法→他人の長所に敏感である
- 「「自分の欠点やまちがいを知りたい」と思う人は人に意見を聞く。それが苦情法である」
- 「「人のよい所を見習いたい」という気持ちのある人は、他人のよいところを探しまわる。それが着眼法である。
目次
- 第1章 どうしたら売れるのか
- 第2章 難しいことをいう人は売れないと思え
- 第3章 商売上手の研究
- 第4章 文句をいうお客こそよいお客
- 第5章 ぐるり全部が先生である
- 第6章 なぜ「商売上手」で売れるのか?