消費税こうやればいい―業種別‐重大ポイントのつかみ方 (プレイブックス)
消費税こうやればいい
―業種別‐重大ポイントのつかみ方 (プレイブックス)
―業種別‐重大ポイントのつかみ方 (プレイブックス)
posted at 2012.6.29
感想
昭和本。消費税導入時の消費税解説。
消費税導入時に親が購入したらしく、ずっと家においてあったのを覚えている。2007年に読もうとしてあきらめていたらしい。今回、消費税増税がほぼ決まったようなので、速読してみた。
間接税は、消費税から始まったように錯覚していたが、それ以前には、いろいろな物品税がかけられていたのを思い出した。
税制改正の理由が、国債累積残高の増加、福祉予算の増加は、いまもむかしも変わってなく、消費税導入が果たして良かったのか理解に苦しむ。
昭和本は、昔の人が、もっともらしいころを理由づけて実施したのはいいけど、何の効果もなかったのを確認するのに楽しい。
メモ
- 32 自動車の物品税は23(30)%だったので、自動車業界に恩恵はまだまだ続くようだ。なお、じゅうたんは10%だったから、2015年で元に戻る
- 36 むかしは株式売買の利益に税金かかってなかった
- 101 炭酸飲料には5%の税がかかっていた。平成4年まで100円に据え置かれていた
- 142 大学の授業料と入学検定料は、いまでも非課税
- No.6233 学校の授業料や入学検定料|消費税|国税庁 : http://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6233.htm
- 147-148 電気税5%、ガス税2%なんてあった。共に地方税
- 151 国際電話、国際郵便は非課税。輸出扱い
- 180 流通革命(流通機構の改善)と、焼酎離れが当たったのかな
- 185-191 物品税の廃止で得したのは、自動車30%・家電5-20%・カメラ15%業界だけど、いまではどれも息してない
目次
- 1章 会社マン、自営業者、主婦 知らなきゃ大へん重大ポイント
- 2章 完全図解、各業界の消費税のしくみ その試算パターン
- 3章 新税法で安くなるモノ、高くなる商品 計算を図解で明かす買い方秘密集
- 4章 大手・中小・個人営業でまるで違ってしまう損益対応全図解
- 別章 知りたいことがすぐわかる消費税9つの分け方