心理操作ができる本

IKNT isbn:4837970206

書店でもらう紙カバーがしてあったのを覚えている。カバーをしたままで、何の本だったかわからなくなり放置していたような気がする。ただし、違う本だったかもしれない。自分で買ったのか、姉の書棚から持ってきたのか忘れてしまった。とりあえず、私の中の心理学シリーズとして読んでみた。

カクテルパーティー効果」とか「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」といった表現が並んでいたので、一度、読んだ本と勘違いしたかもしれない。そのために、読まないでいたのだと思う。

心理学や経済学は、一般的な視点とは違う視点で分析しているので、面白いことが多い。ただし、例外もたくさん存在する。時代とともに変化する内容も多い。

いままで、私は、相手の心理を読んできたことがある。

「本当はこいつは、俺のこと嫌ってるな」と読めることもあった。いっけん親しくしてくれてるんだなと思う人でも、本音では嫌だという行動を取る人も多い。そういうように、ホンネとタテマエを分けている人たちは、フェアでないと思っている。そういった、不正義を許せない私の不満は大きくなるばかりだ。ネットのような文字だけの世界で心理を読むことはできないので書き添えておく。

どうも、私は、他人を心理操作することに抵抗があった。ウソをついたり、詐欺をしているようだからである。

たぶん、お金持ちの人たちは、そういうことに抵抗なくしてきたのだろう。不景気のあおりを受けて、倫理に反している仕事でもするという新入社員の比率も増えてきている。

最近は、それらを試してみたくてしかたがない。そもそも、バカ正直に、無意味な「正義」を謳っているのは、損な役なのである。