即読み!日本の文学1 キャンドゥ コンパクト百科シリーズ19

手束 仁, 出版年不明, 風讃社/キャンドゥ, jan:4521006079464
キャンドゥ 105円 2007-07-05/06 ★4

収録されている作家と作品

芥川龍之介羅生門』『鼻』『蜘蛛の糸』『地獄変』『杜子春』『河童』
太宰治富嶽百景』『走れメロス』『ヴィヨンの妻』『斜陽』『人間失格
有島武郎『生まれ出づる悩み』『一房の葡萄
宮沢賢治銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ
横山利一『機械』『旅愁
二葉亭四迷浮雲』、幸田露伴五重塔』、国木田独歩『武蔵野』、伊藤左千夫野菊の墓』、田山花袋『蒲団』、長塚節『土』、北条民雄いのちの初夜』、堀辰雄風立ちぬ

感想

作者没後50年経過して、著作権法の保護期間が終了したものを掲載。そのため、非常に安価なんだけど、収録されている作者は、1950年ころまでに亡くなっている人に偏っている。といっても、若くして自殺する作家とか、戦直後に亡くなっている作家も多いので、わりと著名な作者も多い。
明治期などの作家には、文語文とかあって読みにくいんだけど、短く解りやすくまとめられているので、読みやすかった。

作家については、高校のときに使った補助教材や百科事典も調べた。そのため、まったく興味のなかった日本の近代文学史が、少しだけ頭に入った気がする。

なお、7月6日は、幸田露伴五重塔』のモデルになった谷中五重塔が、1957年に放火された日(…と、NHKラジオで言ってた)。