図解雑学 失敗学

2007-12-04 図書館 (1418円) 2007-12-09/12 ★5

感想

畑村提唱の「失敗学」。ビジネスに使えそうなので読んでみた。というか、ケチンボなので、失敗すら無駄にしたくない気持ちがあるから読んだ。

失敗から学び、さらに技術を創造しようという試み。しかし、第4章は、発想法にすぎないと思った。

ただし、「失敗」という普段とは違う角度から見ることにより、新しい理解が増えた気がする。第5章と第6章は、非常に勉強になった。

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JST失敗知識データベース http://shippai.jst.go.jp/

メモ
  • 26〜 失敗原因(実際は十区分。下の四区分は俺専用)
    • 知らなかった:未知、無知
    • やってなかった:不注意、手順の不順守
    • 間違えていた:誤判断、調査・検討の不足、制約条件の変化
    • おかしかった:企画不良、価値観不良、組織運営不良
  • 128 千三つの法則
  • 132 早く課題設定する
  • #実際に俺より先に実験してくれる人がいて参考になったことがある
  • 146 タコツボ的生き方 = 『チーズはどこに消えた?』?
  • 154 偽リーダー(リーダーもどき)は「仮想演習」をしていない
  • 163図下 企業や組織内での役割分担の経時変化
  • 164 #巨大橋の30周年崩落には、金融市場のバブルとその崩壊に似ていると思う
  • 173 社長の頭の中にある「暗黙知」の例
    • 人間の見方:都合のよいことしか見えない、人は間違える、人は変わる
    • 企業の理想:社会との関わり、地域貢献、企業文化の育成
    • 活動分野:新規開拓分野、業界関係、既存分野
    • 市場:トレンド、保有技術、顧客
    • 会社組織:役員体制、組織制度、人事、抜擢
    • 取引先:新規開拓、得意先、銀行、仕入
    • 人:後継者、株主、新規採用、従業員
    • 物:設備、製品商品、情報システム
    • 金:利益状況、借入返済、投資、配当や個人収入
    • 経済の状態:金融状況、政治状況、景況
目次
  1. 失敗を知る その基礎知識
  2. 失敗情報が伝達されるとき
  3. 失敗に学ぶということ
  4. 失敗が創造を生む
  5. 失敗と向き合う 組織の中の個人
  6. 失敗と向き合う 組織のリーダー