構造化するウェブ ブルーバックス1577

2008-01-14 図書館547.4833 (861円) 2008-01-26/31 ★4.5

感想

新書コーナーに置いてあった。最新のウェブの考えを知りたくて(おさらいしたくて)読んでみた。

解説が異常に分かりやす上に、さらに異常に分かりやすい図解だった。初学者であっても、理解しやすいものとなっていた。この分野はそれなりに知識があるので、易しく感じたけど、知らない人に説明するための参考になりそうだ。

これからウェブの開発を考えているけど、自分の方向性が誤っていなかったことを確認できた。

メモ
目次

第1章 情報システムの成り立ち

  • 情報システムの分類
  • 疎結合と密結合
  • メディアからプラットフォームへ

第2章 SOAの登場 ―オブジェクト指向からサービス指向へ―

  • コンピュータが使えるサービスへの要求
  • SOAの登場は必然だった
  • プログラムとは
  • 高級言語を使えばいいというものではない
  • プログラムの肥大化
  • 他人が見るものになった
  • いかに使い回すか
  • モジュールの独立性
  • オブジェクト指向の登場
  • オブジェクト指向の反省
  • 「サービス」という考え方
  • リビジョン管理の解決
  • 「サービス」はコンピュータに対して行われる
  • もう一つの特徴
  • SOAを取り入れる価値は?
  • コラム コンパイラインタプリタの違い

第3章 ウェブ2.0 ―構造化するウェブ―

  • つないで、読んで、参加する
  • ウェブの限界
  • 情報のメタ化
  • セマンティックウェブ構想とその挫折
  • 情報構造化への要求の高まり
  • ロボット型検索エンジンの登場
  • ウェブ社会の情報を構造化する
  • ウェブを再構造化する技術
  • XMLXHTML
  • ブレイクポイントとしてのブログ
  • 新しいサービスの登場

第4章 ウェブサービスSOAウェブ2.0の理念を実現するもの―

  • ウェブの理想と現実
  • ゆりもどしとしてのウェブ2.0
  • 繰り返されるプロセス
  • ウェブはプラットフォームになるか
  • ウェブ1.0からウェブ2.0
  • ウェブサービスとは
  • SOAに立脚したサービスとは

第5章 ウェブサービスの技術

おわりに

  • ウェブ2.0はどうして「終わる」のか
  • ウェブはどこへ行くのか
  • ウェブが人に与えてくれるもの