「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法

2008-01-26 図書館336.4ヒ (1365円) 2008-01-27/02-10 ★5

文庫版:人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)

感想

もともとコミュニケーション能力が乏しい上に、ニート期間が長いので、少しでもコミュニケーション能力の底上げがしたくて読んだ。

題名に「ブラック」とは入っているものの、あとがきや書評を読むと、いたって普通の戦略らしい。とはいえ、私としては、「悪党」を目指しているので、かえって抵抗なく読めた。

読んで、もの凄く参考になった。昭和の精神論みたいに抽象的でなく、具体的なやり方が記されていた。

欲しかった本があったが、この内藤誼人が著者だと知って、買おうかなと思ってる。

メモ
  • 33 「…魅力的な人の周りには、やはり、魅力的な人たちが集まる」
  • 42 「真実を言うことが、必ずしも美徳とは限らない」
  • 57 「相手の「まばたき」を数えるようにすると、自然なアイコンタクトができる」
  • 63 「飲み屋の女性の人気者になる訓練をする」
  • 1.しつこくない、2.明るく社交的である、3.金払いがいい(ケチではない)、4.リラックスしていて、余裕を感じさせる、5.話題が豊富である(同じ話を2度やらない)
  • #なぜ、飲み屋って、金払ってまで、プロの女性を喜ばせないといけないとならないんだ?と疑問に思っていたけど、会話術の「学校」だと思えばいいようだな…
  • 120 「小言は「週末の帰宅直前」に」
  • #年末の帰宅直前に小言を言われて、腹立たしい年末年始を送ったことがある。しかも、いまだにその会社には恨みがある。だから、「小言は「週末の帰宅直前」に」は必ずしも正しいとは言い切れないと思う。
  • 153 「会話をダメにする8つの要因」
  • 1.自分と比較するな、2.心を読もうとするな、3.次の話題のリハーサルをするな、4.かっこいいアドバイスをしてやろうとするな、5.上の空になるな、6.自分が正しいと思うな、7.疲れているときは、人に会うな、8.時間的に余裕がないなら、人と会うな
  • #「7.疲れているときは、人に会うな」について。先日のテレビ番組(STV1×8いこうよ!」)の中で、「大泉洋は、調子の悪いときはひっこんでいて、調子の良いときだけ出てきて、みんなを笑わせるのだ」といったことを言っていた。プロも使ってるんだなとか思った。
目次

第1章 人たらしになるための基本ルール

  • 「人たらし」イコール「頭がいい」の図式で考えてみる
  • 性悪説”を信じて行動せよ
  • 人間関係では、“細かいこと”こそ気をつける
  • 人に会う前に、「舞台」を整えておく
  • 「空腹感」は、人間関係をダメにする!
  • 人に恵まれるかどうかは、自分自身が決めるのだと心得る
  • 何事にも熱中できる人は、人を惹きつける
  • 口より先に行動で示す
  • 真実を言うことが、必ずしも美徳とは限らない

第2章 会う人“すべて”に100%好印象を抱かせる方法

  • 圧倒的な「雑学力」を身につける
  • 人たらしは、やはり「顔」である
  • 発言の終わりには、必ず「イ」をつける気持ちでしゃべる
  • 笑うときには、「アハハハハ」ときちんと“声”を出す
  • 相手の「まばたき」を数えるようになると、自然なアイコンタクトができる
  • 長くしゃべればしゃべるほど、信頼感は強まる
  • 飲み屋の女性の人気者になる訓練をする
  • 太りすぎないように、普段から気をつける
  • さりげない手がかりから、自分がどれくらい好かれているかを判断するこつ

第3章 人間関係の“危機的状況”をうまく乗り越える心理技法

  • 人間関係がこじれたと思ったら、すぐに話し合う
  • 人間関係がおかしくなったら、あなたが「ほんの少し」変わってあげる
  • 機嫌の悪い相手からは、さっさと逃げる!
  • いつでも体調は絶好調に整える
  • 嫌われたら、ムリにリカバリーしようとしない
  • 出会って“3回目”までに魅力が伝わらないようなら、諦める
  • 怒りっぽい気分は、糖分の取りすぎが原因!?

第4章 職場の雰囲気をガラリと変えるテクニック

  • 部下や後輩と飲みに行くときには、ワリカンにする
  • ジェネレーション・ギャップにビクビクしない
  • 部下を“王様”のように扱う
  • 「説得」しようとするのではなく、「レッテルを貼る」
  • 「命令」ではなく、「確認」する
  • 小言は「週末の帰宅直前」に
  • 30分以上遅刻するくらいなら、いっそのこと休む
  • 前もって相談をもちかけておけば、どんな人も反対しない

第5章 人を惹きつける「会話力」の磨き方

  • いい声でしゃべれば、どんな人も味方にできる
  • 「ラ」の音階でおしゃべりし、面白くなくとも“自分から”笑う
  • 断定口調で話さない
  • 相手のことは、いくらホメても、ホメすぎることはない
  • 相手の話を聞くときには、面倒でもメモをとる
  • “倒置法”で、驚きを強調する
  • 会話をダメにする8つの要因
  • プライベートな質問は少しずつ
  • 会話の訓練は、「2人だけ」で

第6章 人と「議論」するときに気をつけたいポイント

  • 相手には、絶対に口答えしない
  • 反論するときは、「どうにもならない理由」を持ち出さない
  • 「なぜ?」と質問するのをやめる
  • 「ブーメラン法」は相手をムッとさせる
  • あいまいな言葉で、相手を誘導する
  • 「たとえば……」「たとえばの話……」で、相手のホンネを暴く
  • 大きな要求でも、一度は頼んでみる
  • 議論に持ち込まれそうになったら“壊れたレコード”になる

第7章 ワンランク上の「人たらし」を目指すために

  • 自分を「ネタ」にして、笑いをとる
  • 人に「からかって」もらえるキャラになる
  • 「3分ルール」で相手を楽しませる
  • あえてケンカを吹っかけてみる
  • けなすときは、相手をよく見て
  • “弱さ”をアピールしてみるのも、ひとつのテ
  • 険悪なムードになったら、さっさとリングアウトする
  • 何かを頼むときには、“先に”謝礼する
  • 分かれのタイミングは、会話が盛り上がったとき
  • “データ”をとって、「人たらし」度をアップさせる