実録!オブジェクト指向開発プロセス

2008-11-10 BKNS 105円 (1974円) 2009-04-22/05-10 ★4

感想

オブジェクト指向に適した開発プロセスがあることを知った。オブジェクト指向については何となく理解できたけど、それがどうして便利なのか理解できないでいたけど、そういった開発プロセスで進めると有効なんだということを理解した。

Ruby on Railsを解説している本を読んでいたけど、それよりも先に、もっと基本的なオブジェクト指向を先に学ぶべきだと思って、こちらを優先して読んだ。MVCの元になったバウンダリ・コントローラ・エンティティが紹介されていた。

小説のスタイルには、違和感があったけど、私には実務経験がないので、少しでも実務を垣間見れたのが良かった。開発プロセスというのは、人的な問題も解決しながら進めないといけないという意味では、小説スタイルの方が説明しやすいのかもしれない。ただ、巻末に解説を補ってはいるものの、体系的に理解できないのは残念。

なお、Javaは学習したことがなかったり、前述のように実務経験がないので、記述が難しく、多くは理解していないと思う。せめてUMLが読めれば、もう少し理解できたかもしれない。

メモ
  • 191 「顧客が本当にほしいものはなにか?」「機能優先ではいけない」
  • 193 「JavaUMLに対する誤解」「「Javaさえ使えばよい」ではない」「UMLはあくまでもモデリング言語」
目次
  • はじめに
  • プロローグ

第1部 開発者の視点から

第2部 コンサルタントの視点から

  • 5章 推敲第1反復――要求〜分析
  • 6章 推敲第1反復――分析設計〜テスト
  • 7章 推敲第1反復――間奏
  • 8章 推敲第1反復――反復評価
  • 9章 推敲第2反復――変化
  • 10章 推敲第2反復――衝突
  • 11章 作成――分離
  • 12章 移行――終結
  • エピローグ

解説

  • 1部解説
  • 2部解説
  • あとがき
  • 索引