大学生活ナビ
2010-08-13/19 AMZNMP 341円(2520円) 2010-08-19/09-04 ★5
感想
大学1年生向けのリテラシ。
SQ3R法という学習法を調べていたら、本書がヒットし、一部のページを試読していたときにもっとよみたい文章があり、購入してしまった。
大学生としての心構えに始まり、効率のいい学習方法、コンピュータやインターネットの使い方、キャリアの作り方、時事問題やメディアリテラシ、健康的な生活、ボランティア活動と、大学生としてどう生活していくかが述べられている。
学校では教えてくれなかったと嘆くことが多かったので、1年生の時点で読みたかった。『7つの習慣』で主体的に生きることを知り、本書でも、学生は、高校までの態度とは違い、主体的に行動しなければいけないことを学んだ。
仕事やキャリアについて、もっとも読みたかったところは、残念ながら課題になっていた。それでも、ハローワークのサイトより勉強になったことが多い。
いくらかの項目は、詳しい本を読んだななどと思い出すこともあった。
精神論ではなく、具体的なリテラシとして記述されていて、私にはとても読み応えのある本だった。
メモ
- 自分で考えて行動せしなければならない。自己認識を誤っているかもしれない。正解はない
- 24 「想像と成功の歓喜が幸福にする」
- 学習スタイル:視覚型7、触覚型4、運動感覚型3、聴覚型1
- 性格:外向型1、内向型3、感覚型3・直感型4、思考型2・情緒型3、規範型1・柔軟型3
- 批判的な読書があるように、批判的・積極的な受講がある
- 77 インドヨーロッパ祖語のケントゥム群(西群)とサテム群(東群)の仮説について、トカラAやBが東に位置しながら西群の特徴を持つのは、話者がノマドな人たちだったからではないと思う。資料が少ないのもそのせいだろうし。
- 「心理的盲点」
- フリーライティング:1人紙上ブレーンストーミングか
- 物事をいろいるに見る方法:
- 似ているものと比べてみる
- 見え方を変えてみる:反対にしてみる。他人の視点で考える。時間を置いてみる
- 批判的思考:
- 名称で理解した気にならない→なぜその名称なのか?
- バーナム効果→他人にも当てはまらないか?
- 事実と意見の区別→あらゆる、すべての、常に、絶対、世界的に、べきなどは価値判断
- 常識を疑う→常識を前提にしない、常識はウソをつく
- 相関関係は因果関係の証明ではない
- ショーウィンドウに飾らているものを買うのではなく、ショーウィンドウにないものを作る態度。法律やルールは守るものと、議論して作るものという違いに似てると思った。
- 基盤的職業能力:課題設定能力(問題発見能力)。職務遂行能力。対人能力。問題解決能力。人脈を作る能力。構想力。調整力・折衝力。自己啓発持続力
- 「目前の課題をひとつずつやり遂げることによって次々に将来の展望が広がっていく」
目次
- 大学生活を始めるにあたって
- 一年次教育の意義
- 第1章 大学で学ぶ
- 第2章 効果的に学習する
- 第3章 時間を管理する
- 第4章 ノートを取る
- 第5章 テストを受ける
- 第6章 情報を記憶する
- 第7章 意思決定をする
- 第8章 コンピュータを利用する
- 第9章 なぜ働くのか
- 第10章 ライフデザインとキャリアデザイン
- 第11章 キャリアの選択と社会が求める能力の養成
- 第12章 社会生活とメディア
- 第13章 時事問題に取り組む
- 第14章 健康な生活を送る
- 第15章 インターネットと情報
- 第16章 ボランティア活動をする
- 一年次教育を終えるにあたって
- あとがき