レポート・論文の書き方入門
感想
久しぶりにやや遠くにある本屋に行ったときに、値段の安さと内容の濃さに衝動買いしてしまった。この本屋の品揃えには感心した。リアル書店で本を買うときは、今後この本屋にしようと思う。
p.140に「論文の手引書はたくさん出版されていますが、その多くが美文・名文論か、心構え論になっています。また、高校までで教えている受験用小論文の技術は、大学での論文作成にはほとんど役に立ちません」とあり、まさにその通りだと思った。
10年近く前に図書館で文章作成に関連する本をすべて集めたが、ほとんどが受験用小論文向けでしかなく、せめて木下是雄氏の著書のように参考になる文献を見つけられなかったばかりか、内容も、なるべく短く書くことに心がければいいのに、覚え切れないノウハウ集・べからず集みたいな本ばかりだった。
ちなみに、「美文・名文論か、心構え論」といった時間の無駄にしかならない本を読むくらいなら、100円ショップの通じる文章の技術を読んだ方がよっぽど参考になると思う。
これまでのレポートは、これまで読んできた文章作成本でこなすことができたけど、今回の課題でつまづいていて、「テキスト批評」というやり方をしって、どうにか仕上がりそうな気がする。
メモ
日本語論文のための手引書 pp.112-113
文庫版：レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)
その他の参考書 p.114
目次
- 1章 大学での勉強とレポート・論文の書き方―はじめてレポート―
- 2章 テキスト批評という練習法
- 3章 論文の要件と構成
- 4章 テーマ・問題の設定、本文の組み立て方
- 5章 注、引用、文献表のつけ方
