リーダーシップ―人の心をつかむ 富士選書2
2011-12-20 図書館リサイクル文庫・返却 (400円) 2011-12-20
感想
タイトルに「リーダーシップ」とあったから読んでみた。のちに民社党の人になったらしく、社会主義的な政治活動のお話がいっぱい出ていた。
「リーダーシップ」とあるけど、いまでいうところのマネジメントや説得あたりじゃないかと思う。けど、目次にあることは、よく言われてきたことだし、文章の書き方も約40年前から言われてきたことだったのかと驚いた。
メモ
- 68-69 子供の世界でのリーダーの選び方
- 1 差別せず、誰とでも気軽に話をする
- 2 友達の悪口は決して言わない。
- 3 発展性がある
- 4 友達の都合にあわせて遊ぶ
- など
- 134 よい組織の条件
- 6 メンバーが固定していない
- 140 「リーダーシップとは、人々のエネルギーを結集させ、人々にやる気をおこさせる推進力のことをいうのです。人々に、自分が組織のために必要な、かけがえのない人間であると感じさせる能力をいうのです」
- 146- ルールは守れ、だがふり回すな
- ルール違反に即ペナルティではなくて、なぜそうするのか原因を突き止めたり、説得していく努力が必要
- 187 相手にあわせて話をせよ
- 198 訪問恐怖症の原因
- 訪問する相手のことがよくわからない
- こちらの運動の主旨、政策など十分にのみこんでいない
- 疲労が重なって気分がすぐれない
- 一回目の訪問で、完全にことわられた
- 精神的な悩み、家族的トラブル
- 天候不順
- 200 反論をじっくり聞け
- 223 リーダーとは「人前で平気で恥をかくことのできる人だ」…
- 240 無駄をはぶいて簡潔に
- 無駄な言葉を省く
- まわりくどい表現はつかわない
- あいまいな表現はさける
- 一部にすべてをのべつくそうとしない
- 一つの段落には、ひとつのまとまった内容だけのべる
目次
はじめに/この本を手にとってくださる方へ
第一章 大空
- 集団エネルギーを爆発させよ/常にトップに立つ気構えで処せ/誠にくしき因縁で結ばれた仲間たち/あなただけ生き残ってどうなる/侵すことのできぬ個、そして弱い個/社会とのつながりを頭に叩き込め/自分だけ楽になったら、それで教われるか/こんな日本に誰がした/人間は最後は殺し合うのか/市民意識を育てよ/古きよきヨコ意識/社会主義は魅力を失ったか/自己を愛し、他人を愛せ/人間失格、そんなリーダーは追放される/よいメンバーたれ/よりリーダーと監督者のちがい/リーダー失格宣言から始めよ/人間は利害だけで動くのか/一生の目標/正しい人間観とは
第二章 鈍
- 子供の世界でのリーダーの選び方/先入観を捨てよ/選挙中に釣を楽しむ/健全なる精神/過去にとらわれるな/小さくても行わなければ成就せず/挑戦せよ/苦労はしておけ/立ちどまるな/公平な態度を失うな/人前でしかるな/ことばはつかまえられぬ/成果を一人占めするな/相手のレベルにあわせろ/常に謙虚たれ/決断は速断だと速断するな/急がば回れ/悪いことを思わない心を養え/ウラミ心は捨てよ/形にとらわれるな/他人をうらやむな/ゆっくり行くことを恐れるな/勉強/は死ぬまで/トライ!トライ!トライ!
第三章 満月
- 変化に柔軟に対応し得る組織を/なぜ大量のリーダーが必要とされるか/組合長の顔も知らない労働者群/意思伝達機能の強化/組織の原点は「三」/よい組織の条件/命令で人は動くものではない/権力主義は組織の崩壊を早める/自分の考えに人を従わせようとするな/民主的指導者とは/ルールは守れ、だがふり回すな/アイデアを汲み上げる積極姿勢を/発展する組織の状態/閉鎖性をぶち破れ/心眼を開いて他をみよ/刺激剤たれ/最初から結論のわかっている会議は面白くない/定刻にはじめて定刻に終れ/自然の流れにさからうな/引き潮、満ち潮/頭越し外交はさけよ/無関係発言を制するには/話の途中で口バシを入れるな/話の腰を折って殺される/混乱した発言を利用せよ/相手を理解するには/入口で勝負はきまる/相手にあわせて話をせよ/相手の心のうちに入れ/説得には順序がある/威光暗示を利用せよ/相手のコンディションを見抜け/訪問恐怖症をなおせ/反論をじっくり聞け/サディスト集団の錯覚/流言のもとに迫れ/煽動はほどほどに/器用貧乏は人を育てられぬ/まかせたら最後までまかせろ/いつも第一回の気持で/自己暗示をかけろ/所在を明確にしておけ/すみませんといえ/我慢、我慢/空想家の話はじっくり聞け/わからなくなったら原点に帰れ/他人もそう考えていると思うな/サブリーダーもリーダー
第四章
- 文章を早く書く方法:名分意識を捨てよ、材料集めに時間を使え/無駄をはぶいて簡潔に/リード文の書き方:宣言文,決議文,論文,運動方針,紹介文