道は開ける 新装版

2012-07-29 古本交換市 1冊(1680円) 2013-02-01/03-11 ★5

感想

自己啓発本に思えて、実は問題解決の解説。

古本交換市でタイトルを見かけたので交換してきた。もともとアマゾンでの評価も高くて買おうと思っていたし。

1日に1編を読めば、1か月で本編は読み終えることができるので、そうした。実践編は、短いので複数まとめて読んだ。

メモ
  • 1「今日、一日の区切りで生きよ」
  • 2「悩みを解決するための魔術的公式」
    • 1.「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること
    • 2.やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること
    • 3.それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること
  • 3 悩むと老いや病を引き起こすことが書かれていたけど、統計的にどうなんだか
  • 4
    • 1.悩み事は何か?(事実の把握)
    • 2.何ができるのか(事実の分析)
    • 3.どういうことを実行するのか?(決断)
    • 4.いつから実行するのか?(実行)
  • 4/5 真珠湾攻撃後に上海に乗り込んできた日本軍の話が書かれている
  • 6 忙しい状態に身を置くことで、不安をぬぐい去る。そうかそうか正しかったのか
  • 7 『小さいことにくよくよするな』みたいな内容
  • 8 記録し統計から確率を出して、あまり起きもしないことを不安になってないか確かめよ。これは実践してきた
  • 9 やれることをやって、自分に対応できなかった不可抗力による過去にくよくよするのではなく流せみたいな内容
  • 10 悩みについて、損切り(ストップ・ロス・オーダー)を設定することを示している。もう1つは、実質価値以上に払いすぎではないか
  • 11 東洋で言うところの「覆水盆に還らず」。ノコギリでは木をひくのであって、出てきた木クズをひいてはいけない
  • 12 自分が変われば周りが変わるみたいな内容。幸せは外にあるのではなくて、内にある。魂の訓練のために、2つは自分のしたくないことをする
  • 13 仕返しは高くつくという。嫌いな人について考えるとか時間の無駄
  • 14 恩や感謝を期待するより、与える喜びのために与える。子どもうちに感謝の念を持つように教えないといけない
  • 15 不満を挙げるより、恵まれていることを考える
  • 16 オンリー1を目指せみたいな内容。自分は自分でしかないから、他人になりきろうとしても幸せにはなれないな
  • 17 悪いことを体験しても、向上するための糧にすることを考えたましょうみたいな。マイナスをプラスに転換
  • 18 他人に興味を持ち、何をしたら喜ぶかを考えて、自分自身の不満や悩みを忘れた方がいいらしい。そうかそうか正しかったのかあ
  • 19 祈ることを勧めている。1.祈りが悩みをはっきりさせる。2.祈りは悩みを神と共有している錯覚を与えるので責任を軽くさせる。3.祈りは積極的な行為であり、具体的な行動につながる
  • 20 不当な非難は、たいていツンデレ
  • 21 (人の上に立てば)非難はつきものなのだし、相手は非難したこともすぐ忘れるし、ただ笑ってスルーして、自分の目的を達成するために、最善をつくしているのがいい
  • 22 失敗を記録して自己批判。他人の批判を受け入れること/「小人はごくささいな批評に対しても逆上するが、賢い人は自分を非難し、攻撃し、論争した相手からも学ぼうとする」/『なぜ売れないのか』にある2つのテーマの1つの方だな
  • 23 休息→回復の重要性を説いている。アメリカのライフハックブログでも、頻繁に言われていること。昼寝の効果も、この頃には言われていたのに驚き
  • 24 肉体疲労疲労だけど、精神疲労疲労ではないらしい。スタンフォードの意思力本にも書いてたような。いつもリラックスして楽な姿勢でいること。1日に4〜5回、1日の終わりに反省してみる
  • 25 さまざまなアドバイスが書かれていてまとめられない:フレーズの切り抜き、相手の長所を見る、近所の人に関心、寝る前に明日のスケジュール、緊張と疲労を避けリラックス:横になる、椅子に座るなど
  • 26 疲労と悩みを予防する方法が挙げられている:1.目の前の書類をさっさと片づける。2.重要度に応じて処理。3.決断に必要な事実があるなら、その場で決断。4.組織化、代理化、管理化
  • 27 疲労の原因に退屈さがあるという。心を弾ませれば退屈でなくなるので、退屈な仕事でも、数量を競争してみたり、バイト仕事を独自に深く調べてみたり、楽しいように思ったり、愉快にしたり、自分に励ましの言葉を送ると良いという
  • 28 不眠対策について書かれている。眠くなるまで仕事するか読書。睡眠不足で死んだことはない(とあるがいたような)。不眠症を悩むことが睡眠不足より有害だという。リラックスや運動して疲労させる。#勤め人は不眠より定刻に起床できるかだし、肉体疲労は徐々になれて効かなくなるんだが。

実話編

  • 1 悩みの9割は実現しない/2 歴史書を読めば、世の中は残酷で苦悩に満ちているが、過去より遥かに良くなっていることに気づかされる/4 避けようのない事態なら受け入れるべき/5 歓喜と情熱をもつ、読書、運動、2か月もしたら、この悩みは解消しているだろう
  • 6 一日の区切りの中で生きる/7 運動/8 問題の明確化→問題の原因追求→問題解決案を実施/11 苦痛と重労働で悩みを忘れたという。#なら悩みから逃れるために社畜や過労死して、できない人はうつ病とか/12 杞憂なことを悩まない
  • 13 平站を確保しておけば不安が少なくなる/14 信仰による悩み回避/15 事業経験もないのに大金を手にして失敗する人っているよなあ/16 自分に声援。まだ起きてないことにクヨクヨしない。祈り/17 忙しくすることと、恵まれていることを数える
  • 18 別に自分が死んでも世界は上手く動いてる/19 一日分の負担を見る。明日や未来の分まで背負わない/20 自分が幸福か不幸かで悩むな/21 悩み事をメモして、時間が経ってから見直してみる/22 起こりうる最悪の事態を直視する
  • 23 多忙、気持ちの切替え、仕事(の悩み)を持ち帰らない/24 悩むのは損。勝因だけ研究。翌日に敗因分析や批判。褒める、あら探しして腐らせない。疲れると悩みが増す/25 否定的な思想や厭世的な感情をなくすため、建設的かつ積極的な思想を持つ人たちとつきあう
  • 27 ロックフェラーの簡単な伝記。150ドルの保険で損したと寝込んだのに、独禁法違反判決のときには穏やかだったみたいな話/28 くつろぐこと
  • 29 自ら努めて働くようにした/30 賛否を左右に分けてメモし、比較検討する/31 起こりうる最悪の事態→精神的に受け入れる→少しでも改善するにはどうしたら良いか考える
目次

まえがき/序―本書の生いたち/本書から最大の成果を得るための9ヵ条
1 悩みに関する基本事項

  • 1 今日、一日の区切りで生きよ/2 悩みを解決するための魔術的公式/3 悩みがもたらす副作用

2 悩みを分析する基礎技術

  • 4 悩みの分析と解消法/5 仕事の悩みを半減させる方法

3 悩みの習慣を早期に断とう

  • 6 心の中から悩みを追い出すには/7 カブト虫に打ち倒されるな/8 多くの悩みを締め出すには/9 避けられない運命には調子を合わせよう/10 悩みに歯止めをつけよう/11 オガクズを挽こうとするな

4 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法

  • 12 生活を転換させる指針/13 仕返しは高くつく/14 恩知らずを気にしない方法/15 百万ドルか、手持ちの財産か?/16 自己を知り、自己に徹しよう/17 レモンを手に入れたらレモネードをつくれ/18 二週間でうつ病をなおすには

5 悩みを完全に克服する方法

  • 19 私の両親はいかにして悩みを克服したか

6 批判を気にしない方法

  • 20 死んだ犬を蹴飛ばすものはいない/21 非難に傷つかないためには/22 私の犯した愚かな行為

7 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法

  • 23 活動時間を一時間増やすには/24 疲れの原因とその対策/25 疲労を忘れ、若さを保つ方法/26 疲労と悩みを予防する四つの習慣

8 私はいかにして悩みを克服したか[実話三十一編]