ホンモノの思考力 口ぐせで鍛える論理の技術
ホンモノの思考力 ―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)
- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/07/17
- メディア: 新書
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2ちゃんねるのニュース速報板にある質問スレで、「レポートの書き方を教えて下さい」という旨の質問が書き込まれた。私は定番中の定番といえるレポート作成本を挙げた。しかし、時代遅れだったようだ。ほかの回答者が、樋口裕一の著作2冊を挙げていた。直感で私は、この本は読まないといけないなと思い、イーエスブックスでネット注文した。
5月3日、近所のセブンイレブンに到着したので、さっそく買いに行った。払込依頼票には「払込依頼票は受領証と共にお持ち帰りください。」と書かれているのに、コンビニの店員はそれをクシャクシャにして捨てようとしていた。慌てて注意すると、クシャクシャになった払込依頼票を渡してくれた。ここらへんの店員指導を徹底して欲しい。そもそも、払込依頼票を持ち帰る必要があるのかどうか疑問である。ウェブの状況確認ページにはアンケートボタンもある。しかし、クリックすると決まってエラーがでるのでここに書き留めるだけにしておく。
内容
内容は、二項対立を意識し、「型」にあてはめて論理思考を行う解説がされている。論理思考そのものを解説しているというより、機械的に論理的な文章にしてしまうようである。私は一部をすでに実行していた。
書中のコラムに「バカに見える会話」というのがある。私がバカだと思った人が違反している項目が、いくつも並べられていた。
解説している本文は、一昔前の文章のように見受けられ、「格」のある文章であるとか、パラグラフ志向が感じられなかった。その理由が、あとがきの最後に記述されていたので納得した。やはり文系だったのかと。とかく芸術性を求めてしまう文系の文章は読みにくい。
ちなみに、この文章は感想文であり、論理的な記述を施していないので悪しからず。
バカに見える会話
- 道徳的説教ばかりする
- 具体性のない理想論をぶつ
- 少ない情報で決めつける
- 他人の考えをうのみにする
- すぐに感動し、感心する
- わかりきったこと、相手に関心のないことをとくとくとしゃべる
- すぐに感情的になり、怒り出す
- 自分の価値観だけで判断する
- 人の話を聞かない
- 自慢ばかりする
- ワンパターンで同じところに落ち着く